サッカー・フットサルの練習試合のルール・試合形式の決め方|試合時間・本数・交代・審判を解説
サッカー・フットサルの練習試合が決まったら、次に決めておきたいのが「どのような形式で試合をするか」です。
「1本何分にすればいい?」
「何本くらいやるのがいい?」
「交代は自由でいい?」
「審判はどちらのチームが担当する?」
初めて対戦するチーム同士では、こうした試合形式について認識が違うことがあります。
練習試合は大会や公式戦とは異なり、対戦するチーム同士で事前に試合形式を相談するケースが多いため、当日になってから決めるのではなく、あらかじめ条件を合わせておくことが大切です。
この記事では、サッカー・フットサルの練習試合について、試合時間・本数・人数・交代・審判などの決め方と、そのまま使える試合形式の例を紹介します。
※この記事では公式大会の競技規則ではなく、チーム同士で行う練習試合の設定例を紹介します。利用施設や所属リーグなどにルールがある場合は、そちらを優先してください。
練習試合の前に決めておきたい7項目
対戦相手が決まったら、最低限次の7項目を確認しておきましょう。
1.何人制で行うか
2.1本何分にするか
3.何本行うか
4.交代をどうするか
5.審判を誰が担当するか
6.適用するルール
7.休憩・アップ・撤収時間
特に初めて対戦する相手の場合は、
「当日相談しましょう」
だけで済ませず、基本的な形式を事前に共有しておくことをおすすめします。

1.まず「何人制」で行うか決める
最初に決めるのが試合人数です。
一般的な競技形式として、サッカーは11人制、フットサルは5人制ですが、練習試合では参加人数や目的に合わせて形式を調整する場合もあります。
サッカーの場合
11人制で実施するなら、交代要員まで考えて参加人数を確認します。
例えば両チームとも11人しか集まらない場合、ケガや体調不良などで1人参加できなくなるだけでも人数が不足します。
人数に余裕がない場合は、事前に相手へ伝えておきましょう。
また、双方の合意や使用施設の条件によっては、8人制など別の形式で実施する方法も考えられます。
フットサルの場合
フットサルは5人制ですが、交代しながら試合を続けることを考えると、5人ちょうどよりも交代メンバーがいた方が運営しやすくなります。
参加人数が多い場合は、
1本ごとにメンバーを入れ替える
複数セットに分ける
出場時間を調整する
など、チーム内でも事前に決めておくとスムーズです。
2.練習試合は1本何分にする?
練習試合には、すべてのチームに当てはまる「必ず○分にしなければならない」という形式があるわけではありません。
チームの目的、年代、参加人数、会場利用時間などを考えて決めます。
サッカーの設定例
例えば、
・20分×3本
・20分×4本
・25分×3本
・25分×4本
・30分×3本
などが考えられます。
※上記は練習試合を組む際の設定例であり、公式ルールを示すものではありません。
短めの時間で本数を増やせば、メンバーを入れ替えながら試すことができます。
一方、公式戦を意識したトレーニングをしたい場合は、ある程度長い時間で試合を行う方法もあります。
フットサルの設定例
例えば、
・10分×複数本
・12分×複数本
・15分×複数本
などが考えられます。
施設の利用時間が1〜2時間単位で設定されている場合は、コート利用時間から逆算して1本の時間と本数を決めると分かりやすくなります。
3.試合本数は「利用時間」から逆算する
「何本やりたいか」だけで決めるのではなく、会場を利用できる時間から逆算するのがおすすめです。
例えばコートを2時間利用できるとしても、120分すべてを試合に使えるとは限りません。
・集合
・着替え
・ウォーミングアップ
・チーム間の挨拶
・試合間の休憩
・コートの入退場
・片付け
などの時間も必要です。
フットサル・2時間利用の例
例えば120分の利用時間なら、
0:00〜0:10 アップ・準備
0:10〜1:55 試合・試合間休憩
1:55〜2:00 片付け・退出
というように、最初から前後の時間を確保します。
その中で、
15分試合 → 3分程度休憩 → 15分試合
などを繰り返す方法があります。
サッカー・3時間利用の例
例えば180分確保している場合、
集合・アップ:20〜30分程度
試合:25分×4本
試合間:5〜10分程度
片付け・撤収:10〜20分程度
などの組み方が考えられます。
実際には施設の利用条件や参加人数によって調整してください。

4.交代ルールを決める
練習試合では、交代についても事前に確認しておきましょう。
特にサッカーの場合、
「一度交代した選手が再び出場していいのか」
について認識が違う可能性があります。
練習試合では、チーム同士で合意したうえで、
・交代人数を制限しない
・自由交代にする
・再出場可能にする
・1本ごとにメンバーを変更する
などの形式を採用することも考えられます。
例えば、
交代は自由、再出場ありでお願いします。
と事前に伝えておけば分かりやすくなります。
フットサルについても、施設や大会のルールではなくチーム間の練習試合として実施する場合は、当日の運用を相手と確認しておくと安心です。
5.審判はどちらが担当する?
練習試合で意外と忘れやすいのが審判です。
当日になって、
「審判どうしますか?」
となることを避けるため、事前に決めておきます。
方法① 両チームが交代で担当する
例えば4本行う場合、
1本目:Aチーム
2本目:Bチーム
3本目:Aチーム
4本目:Bチーム
という形です。
比較的分かりやすい方法です。
方法② 試合ごとに担当者を決める
各チームが事前に審判担当者を決めておきます。
試合直前に「誰がやる?」とならないため、チーム内で共有しておきましょう。
方法③ 外部の審判を依頼する
試合の目的によっては、外部の審判員を依頼する方法もあります。
この場合は、
・審判費
・交通費
・支払方法
・どちらが費用を負担するか
まで事前に確認します。
6.細かいルールも事前に合わせる
「サッカーだからルールは分かっている」と思っていても、練習試合特有の運用について認識が違うことがあります。
例えば、
・オフサイドをどうするか
・スライディング等の接触プレー
・ゴールキック等からの再開
・キックイン・スローイン
・GKへのバックパス
・ファウル時の対応
・ボールが外へ出た場合の再開方法
などです。
特に、
初心者中心のチーム
エンジョイ志向のチーム
通常とは異なる人数で行う試合
では、事前確認をしておくとトラブルを防ぎやすくなります。
基本的には競技のルールをベースとしながら、練習目的に合わせて変更する場合は双方が分かるように明確に伝えることが重要です。
7.レベルに合わせて試合強度も確認する
試合形式だけでなく、どの程度の強度でプレーするかも重要です。
例えば同じ「初級」として募集していても、
・初心者中心
・経験者中心だがエンジョイ志向
・勝敗を重視
・交流目的
では、試合の雰囲気が大きく異なります。
特にエンジョイ目的の場合は、
当チームは初心者も参加するため、強い接触プレーは控えめでお願いします。
などと事前に共有しておく方法があります。
チームレベルの考え方については、**「サッカー・フットサルのチームレベルの目安|初心者・初級・中級・上級の違い」**も参考にしてください。
目的別|練習試合の形式例
ここまでの内容を踏まえて、具体的な設定例を紹介します。
例① 社会人サッカー・通常の練習試合
人数:11人制
試合時間:25分×4本
交代:自由・再出場可
審判:両チーム交代
休憩:各本の間に5〜10分程度
チームの参加人数や会場利用時間によって本数を調整します。
例② フットサル・2時間の練習試合
人数:5人制
利用時間:120分
試合時間:15分×複数本
交代:自由
審判:両チームで相談
最初の10分程度:アップ・準備
終了5分前程度:片付け開始
試合間に数分の休憩を入れながら、利用終了時間を超えないように調整します。
例③ 初心者・エンジョイチーム
試合時間:短めに設定
交代:自由
強い接触プレー:控える
勝敗:過度に重視しない
試合本数:参加人数を見ながら調整
初心者が多い場合は、試合時間だけでなく安全面についても事前に相談しておきましょう。
迷ったらこのテンプレートを送ればOK
初めての相手と練習試合を組む場合は、以下のようなメッセージで試合形式を確認できます。
お世話になっております。
○月○日の練習試合について、当日は下記の形式を想定しております。
【人数】11人制
【試合時間】25分×4本予定
【交代】自由・再出場可
【審判】両チーム交代
【ユニフォーム】当チームは青色
【集合】12:30
【試合開始】13:00予定
上記の形式で問題ないでしょうか。
ご希望や変更点がございましたら、お知らせください。
よろしくお願いいたします。
ポイントは、「このルールでやります」と一方的に決めるのではなく、「この形式で問題ないでしょうか」と相手へ確認することです。

当日になって人数が変わった場合は?
事前に形式を決めていても、体調不良などで参加人数が変わることがあります。
その場合は、できるだけ早く相手へ連絡しましょう。
例えば11人制を予定していたものの人数が不足した場合、
・相手から選手を借りられるか相談する
・人数を減らした形式へ変更する
・試合時間・本数を変更する
などの方法を双方で検討します。
重要なのは、自分たちだけで変更を決めず、相手チームと相談することです。
練習試合で起こりやすい問題については、「サッカー・フットサルの練習試合でよくあるトラブル10選|対戦前・当日の対処法」でも詳しく紹介しています。
試合形式が決まったら前日に最終確認する
試合形式を決めたら、前日にも相手へ確認メッセージを送りましょう。
特に確認したいのは、
・集合時間
・開始時間
・会場
・参加人数
・試合時間・本数
・交代
・審判
・ユニフォーム
・費用
・雨天時の対応
です。
試合形式を決める → 前日に再確認する
までをセットにしておくと、当日の認識違いを減らせます。
詳しくは、「練習試合が決まったら確認すること10選|事前チェックリスト」も活用してください。
練習試合の形式は「目的」と「利用時間」から決めよう
練習試合の試合形式に、すべてのチームへ当てはまる一つの正解があるわけではありません。
重要なのは、
何のために試合をするのか
何人参加するのか
会場を何時間利用できるのか
を確認したうえで、相手チームと相談して決めることです。
特に、
1.人数
2.試合時間
3.本数
4.交代
5.審判
6.適用するルール
7.休憩・利用時間
については事前に確認しておきましょう。
試合形式を明確にしておけば、当日の進行がスムーズになるだけでなく、対戦相手との認識違いも防ぎやすくなります。
お互いが気持ちよくプレーできるよう、対戦決定後のやり取りまで含めて練習試合の準備を進めましょう。